受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』

全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。

全国の受験生をお笑い芸人ランパンプスが応援隊長となって応援する『おうえんしナイト』。

今回は、東京女子体育大学の学生とランパンプスの座談会の様子をお届けいたします!

※陸上のグラウンドでクラウチングスタートをキメるランパンプス

――本日は東京女子体育大学の在校生に受験や大学生活に関するエピソードを聞いてまいります。参加していただくのは、体育学部体育学科一年生の平林七奈子(ひらばやしななこ)さんと、こどもスポーツ教育学科幼保コース一年生の那須杏里(なすあんり)さんです。

※左・平林さん 右・那須さん

小林:ランパンプスの小林と申します。

寺内:寺内です。よろしくお願いいたします。

那須:那須杏里です。よろしくお願いします。

平林:平林奈々子です。よろしくお願いします。

小林:お2人は何年生ですか?

学生:一年生です。

寺内:今1月だから、もうすぐ二年生だ。

小林:東京女子体育大学にはスポーツで入ったんですか?

那須:はい。スポーツ推薦です。

小林:お2人は何の競技をされてるんですか?

平林・那須:せーの! 「フェンシング」です(笑)!

寺内:あら可愛い(笑)。一緒なんだ!

小林:那須さんはどちら出身なんですか?

那須:三重県です。

小林:三重から! いつからやられてたんですか?

那須:小学四年生からです。

平林:私は埼玉出身で、中学一年生から始めました。

寺内:中1も早いと思うけど、小4は相当だよね?

小林:フェンシングの早いとか遅いとかわかんない(笑)。

寺内:確かに。高校でフェンシングやってる人いなかったもんね。

小林:フェンシングが盛んな地域ってどこなんですか? ちなみに僕は北海道出身なのでアイスホッケーやってたんですよ。

平林:私もやってました!

寺内:中1からフェンシングやってたのに、アイスホッケーもやってたの?

小林:意味わかんない! 僕にもそのルートあったのかな(笑)?

寺内:フェンシングは東京がやっぱ多いんじゃない?

平林:東京が多いですね。

小林:フェンシングって部活あるの? それともトレーニングセンターみたいな?

平林:中学校の時は部活がなくてクラブチームでやってました。

那須:私もクラブチームでやってました。

小林:自分からやりたいって言ったんですか?

那須:お姉ちゃんや親戚がやっていて、付いて行ってたら先生に「やりなよ」って誘われて入りました。

寺内:それは確かに入っちゃうよね。

小林:「騎士家系」だったってことですよね(笑)。平林さんも騎士家系?

平林:騎士家系じゃないです(笑)。フェンシングって競技人口がすごい少ないじゃないですか?

小林:多いイメージはないですね。

平林:私は何の競技でもいいから、どうしてもオリンピック出たかったんです。競技人口が少なかったらチャンスがあるかなと思って。

小林:考え方ズルー(笑)。

平林:(笑)。小6の時に急に思い付いたんですよ。寝て起きた時に「フェンシングでオリンピック行きたい!」って。

寺内:オリンピック行きたくなったのが小6?

平林:小4の時は、それがアイスホッケーだったんです!

小林:行ける可能性はあるよね。

平林:でも、ちょっと怖くて。

寺内:わかる。激しいもんね。

平林:それでフェンシングを思いついたんです!

小林:フェンシングってルール何個かあるじゃないですか? お2人は一緒なんですか?

平林:違います。なので、ライバルではないですね。

那須:私は「フルーレ」です。

小林:聞いたことある! フルーレはどういうルールなんですか?

那須:フルーレは上半身のみですね。

小林:内臓傷付けゲームってことね(笑)。

平林:私は「サーブル」なので、腕も頭もありです。もう一個の「エペ」はつま先も含めて全部OKなんです。

小林:そういう分け方なんだ。知らなかった。

寺内:得意だからフルーレに行って、サーブルに行ってみたいな感じなの? それとも自分の好みで分かれてくの?

平林:適性がありますね。瞬発力が得意な人はサーブルになります。

那須:動きが速くて勝負があっという間に決まるんです。

小林:え? エペの方が速いんじゃないの? どこでもありだし。

平林:エペが一番遅いんですよ。忍耐力があって戦略を考えられる子がエペにいきます。

寺内:それぞれ適正が違うんだ!

小林:日本代表の男子が優勝したのはなんだったの?

平林:エペです。

小林:それで、オリンピアにはなれそうなんですか?

平林:……。

一同:(笑)。

寺内:小4からの目標!

那須:いけるいける!

平林:いやいや、そんなことないよ(笑)。

小林:大学の話を聞かなくちゃ(笑)。

寺内:いや、フェンシング気になっちゃうよね。

小林:受験方法はどんな形でしたか?

那須:学校推薦型選抜です。

平林:私も一緒です。

小林:いつ頃から大学でもフェンシングやろうって決めてたんですか?

那須:高2のインターハイ終わった後にまだ悔しい気持ちがあって「大学でもやろうかな」と迷ってるときに推薦の話が来たので東京女子体育大学に入ろうと思いました。

寺内:高2でインターハイ出てるってこと? 「大学でもやろう」って、もうその時に思ったんだ?

小林:三重県でナンバー1だったの?

那須:はい。インターハイのトーナメントの2回戦まで行きました。

小林:強豪が集まるんだね! 平林さんもインターハイ行ったんですか?

平林:一応……優勝しました。

寺内:えええ!! インターハイ優勝!? 何年生の時?

平林:三年生です。私は二年生の時に予選落ちして、それがすごく悔しすぎたんです。だから「最初で最後のインハイで絶対優勝しよう!」みたいな感じでした。

小林:それで優勝したんだ?

平林:はい! 優勝しました。

小林:すごっ! ちょっとやってみて(笑)。

寺内:何を?

小林:寺内さん相手にエアフェンシング(笑)。

寺内:いや、見たことないよ。わかんないよ。

寺内:こんな感じ?

小林:左だ、左利きだ。

平林:服装が白いからちょうどいいですね(笑)。

平林:おーーー上手い(笑)!

小林:では、ちょっと前に立ってもらって……それではインターハイ決勝です!

小林:はじめっ!

寺内:怖い怖い怖い!

小林:やられた(笑)。完全に首を貫かれましたね。

寺内:一瞬でこんな突進してくんの? 本当にすごいよ。ずっと笑顔のまんまなの(笑)。話してる時は、優しそうだったのに……怖い!

小林:これがインターハイ優勝の力です。平林さんはいつから「大学でもやろう」と思ってたんですか?

平林:自分はインターハイ優勝した時に、達成感に満ち溢れちゃって辞めようと思ったんですよ。だけど、団体戦で全国優勝できず2位だったんです。だから大学行ってその悔しさを晴らそうと思ったので、高3の結構ギリギリで決めました。。

小林:スポーツ推薦だと受験勉強ってあんまりしないんですか?

平林:してませんね(笑)。

寺内:でも、インターハイ終わってからも練習はずっとしてたってことだもんね。

小林:特殊ですけど、1つの受験の形ですよね。ちなみにフェンシングで一学年、何人くらい入ってくるんですか?

平林:決まってないですけど同期は7人います。

寺内:それは多め? 少なめ?

小林:え? ラーメンの話?

寺内:フェンシングの女子を油で例えねえって(笑)。

小林:剣硬め?

寺内:サーベルのこと? んじゃ、女子多め、剣硬め(笑)。

小林:大学選手権みたいなのがあるんですか?

平林:はい。インカレ(※「インターカレッジ(intercollegiate)」の略。「全日本学生選手権」という大学生のスポーツ競技者が全国一を目指して争う全国大会のこと)があります。

小林:結構、いい線までいけてるの?

那須:まだまだですね。

小林:一年生だとまだそうか。4年の差はデカいんだ?

平林:デカいです。

小林:どこの大学が強いとかあるの?

平林:あります。種目で全然違うんですよ。サーブルはこの大学、フルーレはこの大学が強いとか。

小林:知らない世界だなー。受験のとき、こうしとけばよかったとか……ないか(笑)。

平林:しかも、私たちはオンライン面接だったんですよ。

那須:オンラインでどういう顔を映したらいいかとかは悩みました(笑)。

平林:明るさとかちゃんとね(笑)。

寺内:ライティングこだわるんだ。

小林:ライティング以外で面接で気をつけたことはありますか?

那須:パソコンのカメラをちゃんと見る! あと、表情も明るくして、頷くのもちゃんとやんないと伝わんないから「うんうん」ってやってました(笑)。

寺内:面と向かっての面接よりも「ちゃんと聞いてんの?」ってなりやすいからね。

小林:部活以外ではどんなことを学んでいるんですか?

那須:私たちは学部が違うんです。私は短大のこどもスポーツ教育学科です。

平林:私は体育学部体育学科です。

小林:どう学びが違うんでしょうか?

那須:簡単に言うと取得できる資格ですね。

小林:那須さんは何の資格を目指してるんですか?

那須:幼稚園教諭の免許と保育士の資格の取得を目指してます。

平林:私は高校の体育教員ですね。

寺内:どっちも教育系なんだ。

小林:入る前から教育に進もうと思ってたの?

平林:はい。

寺内:体育大の先生ってやっぱ厳しい人多いの? 熱血漢なイメージある。

小林:普段から鉢巻き巻いてそう(笑)。

平林:そんなことないですよ(笑)。皆やさしいです。

小林:でも竹刀は持ってんでしょ?

平林:剣道の時は(笑)。

寺内:それはそうだ(笑)。

小林: 体育大学ならではの良いところを教えていただけますか?

平林:すぐ仲良くなれるとこですね。

那須:例えば「何人グループ作って!」みたいな時、みんなすぐパパパっとできるんです。

寺内:仲良くなるきっかけっていうのは、授業の中の課題とかなの?

平林:グループワークが多いんですよ。

那須:おかげで団結力がありますね。

小林:フェンシングの指導者になりたいって思いはあるんですか?

那須:考えてないですね。

平林:私もです。

小林:でも、4年間で変わるかもしれないよね。フェンシング部のある高校行きたいとか思うかもしれないですし。

寺内:高校で教師やるならそうなることもあるよね。

小林:那須さんは、三重から東京来たわけじゃないですか? はっちゃけたくならない(笑)?

那須:なります(笑)。

寺内:寮ですか?

那須:はい。近くの寮です。

小林:新宿とか行った?

那須:お姉ちゃんがそっち方面に住んでいるので、よく遊びにいきますね。

寺内:僕、大学が国分寺だったの。ちょっと近いから、なんとなくわかるんだけど、やっぱ立川で済ませちゃわない?

小林:あそこ東京じゃないよ(小声)。

寺内:こうやって言うんだよこいつ! そんなことないからね。超東京だよ。立川はなんでもあるよ。

小林:渋谷から東京だから。

寺内:新宿まででも厄介なんだから、新宿から乗り換えで渋谷行こうなんて思わないよ。

小林:代官山とか恵比寿とか行けよ!

寺内:それ何? 国鉄通ってんの(笑)?

小林:国鉄はもうどこも通ってねえ!

寺内:寮楽しい? イベントとかあるの?

那須:クリスマス会とか、芸だしとかあります。

小林:ゲイダシ? 何それ?

寺内:「皆さまご存じの」みたいに言われても表記もわかんないんだけど(笑)。

那須:(笑)。みんなでダンスとかやったり、ビンゴ大会したりするんです。

小林:グリフィンドールとかハッフルパフとかの寮生対抗で?

寺内:ハリーポッターのやつじゃないのよ!

平林:来年寮に来てもらえば(笑)?

那須:是非是非!

小林:芸人だし、芸だししに行こうか!

寺内:ビンゴ大会のMCやるよ(笑)。

小林:将来の夢を聞かせていただけますか?

那須:私は保育士を目指しています。

寺内:やっぱ就職は東京で?

那須:いや、地元帰って、三重でやりたいです。

平林:私は卒業後は体育の高校教員に、東京でなりたいですね。母校に帰りたいんです。

小林:ヤンキーみたいなこと言って!

寺内:「ヤンキー先生、母校に帰る」ね(笑)。それはフェンシングの顧問もやりたいっていうのも含めて?

平林:今は教えるつもりないんですけど、きっとこれから変わると思うんです。今まで7年間やってきたんですけど、急に辞めるのは嫌だと思うので、きっと卒業後には続けたいって思う気がします。先輩方も初めは「やらない」って言ってたのに、結構携わってる方多いんですよ。だから、きっと私も教えていると思います。

小林:フェンシングは「かっ○えびせん」ということですね。

寺内:一度始めたら止まらない(笑)。

小林:最後に今頑張っている受験生に一言お願いします。

那須:面接は、緊張すると思うんですけど、いろんな質問をあらかじめ考えて、それを練習してたからこそ、安心して面接を受けられたので、練習をたくさん積んで、肩の力抜いて頑張ってほしいです。応援してます!

寺内:素晴らしい!

平林:私もほぼ一緒なんですけど、やっぱり練習と準備が大事だと思ってます。あと、不安なことがあったら、事前に先生とか、大人の人に聞くのが一番だと思いますね。「受験が終わったら楽しいことが待ってるぞ」っていう気持ちで自分頑張ってたので、そういう気持ちで頑張って欲しいです!

小林:今が一番楽しいと!

寺内:ありがとうございました!

平林・那須:ありがとうございました!

――東京女子体育大学のフェンシング部の2人の学生にインタビューをしましたが、改めて感想をお願いします。

小林:フェンシングやってた人と話したことなんてなかったよね?

寺内:見たことも話したこともなかった。

小林:だからフェンシングのことたくさん聞いちゃいましたね(笑)。2人とも大学に入った後のプランもしっかり持っていたのが良かったよね。

寺内:2人とも先生!

小林:体育の先生ってどこから来てんだろう? って思ってたから、謎が解けた(笑)。

寺内:本当に明るさが伝わる子たちだったよね。何も喋ってないのに笑ってたし、活発だし、ハキハキもしてたし、と女子体育大学の良いところを感じさせてくれましたね。小林さんはわかんないかもしんないけど、フェンシングやってる時の平林さんの笑顔の突進……あれもうトラウマよ(笑)。

※寺内氏からの視点で再現1

小林:インターハイ1位だもんね。

寺内:僕のこと対戦相手として見てないんだもん。

※寺内氏からの視点で再現2

小林:髭ダンスのリンゴだと思ってたんじゃん(笑)?

寺内:そう果物! 果物だと思って、僕のこと笑顔で刺しに来たからね(笑)。いや怖かった。

※寺内氏からの視点で再現3

小林:競技も、これからの人生も頑張ってほしいですよね。

寺内:インカレで活躍する2人を見たいよね。それくらい応援したくなる2人でした。素晴らしかったです!

 

 

さて、次回は『おうえんしナイト』は『受験虎の巻』セカンドシーズンをお送りいたします。ランパンプスがオリジナルの語呂合わせを考案しますので、ご期待ください!

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